いろいろと対策をしても、寝たきりになってしまうことはよくあります。
特にひじや腰、頬など骨が出っ張っているところに床ずれができやすくなるので、床ずれ予防のベッドに寝かせて2時間ごと程度に寝返りを手伝ってあげましょう。
血行を良くするために、マッサージやブラッシングは今まで通り続けることも大切です。
お尻周りは排泄物で汚れやすくなります。
お尻周りの毛は刈っておき、ふさふさのしっぽにはゆるく包帯を巻いておくと汚れもつきにくく、洗うのも楽になります。
また、場合によってはオムツも必要になるでしょう。
人間の赤ちゃん用オムツは、ペット用のオムツより比較的安く手に入ります。
しっぽの位置に穴を開けてテープで止める手間はかかりますが、犬にも十分使えます。
さらに尿漏れパットを中に入れると、汚れたらパットを取り換えればいいので処理も楽になります。
中型犬や大型犬の場合は、人間のパンツタイプのオムツを使うのもおすすめです。
食事を食べさせるときは、誤嚥を防ぐためなるべく体を起こして少しずつ食べさせてあげるようにします。
歯が弱って固いドライフードが食べにくくなった犬には、ふやかしてあげるかウェットフードを食べさせてあげましょう。